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【2026年最新】マットレスの硬さN(ニュートン)完全ガイド|100N・150N・190N・210Nの違いと体重別の選び方

コラム

マットレスを調べていると「190N」「210N」「高反発140N」といった数字があちこちに出てきます。でも正直、「その数字が自分の体に合うかどうか、どうやって判断すればいいの?」と迷う方がほとんどではないでしょうか。

結論から言います。N値は参考にはなるが、それだけで選ぶと失敗します。理由は後ほど詳しく解説しますが、同じ「190N」でも厚みや構造が違えば体感は全く変わるからです。

この記事では次の3つを正直にお伝えします。

  • ① JIS規格に基づくN値の正確な意味
  • ② 100N・150N・190N・210Nの違いと体感目安
  • ③ なぜN値だけで選んではいけないのか(5つの理由)

業界の多くのサイトが「N値が高いほど腰痛に良い」と書いていますが、これは正しくありません。正しい情報をもとに、自分に合ったマットレスを選んでください。

マットレスのN(ニュートン)とは|JIS規格に基づく正しい定義

「N(ニュートン)」は力の単位です。1Nはおよそ100gの物体にかかる重力に相当します。マットレスの文脈では、ウレタンフォームの硬さを測る単位として使われています。

JIS K 6400-2 A法による測定方法

マットレスに記載されているN値は、JIS(日本産業規格)の「JIS K 6400-2」A法という試験方法で測定されています。試験の内容は以下の通りです。

試験項目 内容
試験片サイズ 380mm × 380mm × 厚さ50mm
加圧板の直径 200mm
予備圧縮 厚さの70%まで3回繰り返す
本測定 40%まで圧縮し、30秒静止後の力(N)を読み取る

重要なのは、試験片の厚みが50mmである点です。実際に販売されているマットレスは100mm〜250mmの厚みがあります。この差が後述する「N値だけでは選べない理由」の一因になります。

表示義務と許容範囲

家庭用品品質表示法(雑貨工業品品質表示規程)により、厚さ50mm以上のウレタンフォームマットレスにはN値の表示が義務付けられています。許容範囲は「表示値に200Nを加えた値の±10%以内」とされています。

また、N値はあくまでウレタンフォームの硬さを示す指標です。ポケットコイルやボンネルコイルのマットレスにはN値の概念が存在しません。この点は後のセクションで詳しく解説します。

消費者庁の硬さ区分は時代遅れ|業界実態との乖離

消費者庁は家庭用品品質表示法のもとで、ウレタンマットレスの硬さを3区分で表示することを定めています。

区分 N値
やわらかめ 75N未満
ふつう 75N以上 110N未満
かため 110N以上

しかし、この区分は現代の市場感覚と大きくかけ離れています。正直に言います。

⚠️ 消費者庁の「110N以上=かため」という基準は実用上ほぼ意味がありません。
現代の高反発マットレスのメインゾーンは150N〜250Nです。この区分で言えばすべて「かため」に分類されますが、150Nと250Nでは体感が全く異なります。また、実際に110Nのマットレスは多くの人が「やや柔らかい」と感じるレベルです。

この規定は1970年代以前から続く古いもので、現代のウレタン技術や消費者ニーズに対応していません。本記事では、より実態に即した体感目安を独自に整理してお伝えします。

業界実態に即したN値の体感目安(独自整理)

N値 体感 主な用途
〜70N 低反発・柔らかい トッパー・補助用途中心
70〜100N やわらかめ 子供・軽量者・横向き寝特化
100〜140N やや柔らかめ〜ふつう 一般的な高反発エントリー
140〜170N ふつう〜やや硬め 標準体型の万能ゾーン
170〜200N 硬め 体重70kg以上・腰痛対策
200〜250N かなり硬め 体重80kg以上・しっかり支持
250N以上 非常に硬め 100kg以上・特殊用途

100N・150N・190N・210Nの違い|体感と向いている人

よく目にする4つのN値帯について、それぞれの体感と向いている人を具体的に解説します。

100N前後(やわらかめ)

体重50kg以下の方や横向き寝がメインの方に向いています。肩や腰への圧力を分散させやすく、柔らかい寝心地が好きな方にも。ただし体重60kg以上の方が使うと、腰部が沈み込みすぎて腰椎に負担がかかる可能性があります。腰痛対策を目的に100N前後を選ぶのは、体重次第で逆効果になることがある点に注意してください。

140〜150N(標準的な高反発エントリー)

モットンの「ソフトタイプ(140N)」がこのゾーンに相当します。体重50〜70kg台で初めて高反発マットレスを試す方に向いた万能ゾーン。硬すぎず柔らかすぎず、体圧分散と反発力のバランスが取れています。ただし「もっとしっかり支えてほしい」という体重70kg以上の方には少し物足りない可能性もあります。

170〜190N(しっかりめの高反発)

GSCデータでも「マットレス 190N とは」「マットレス 190N 210N 違い」という検索が確認されており、多くの方が気になっているゾーンです。モットンの「レギュラータイプ(170N)」がここに相当します。体重65〜80kg台の方の主力ゾーンで、腰周りをしっかり支えながら沈み込みを抑えます。うつ伏せ寝の方にも合いやすいです。

210N以上(かなり硬め)

モットンの「ハードタイプ(280N)」はこのゾーン最上位に位置します。体重80kg以上の方、腰痛が気になる方、うつ伏せ寝がメインの方に向いています。ただし体重が軽い方(50kg未満)が210N以上を選ぶと、今度は硬すぎて肩や腰が点当たりし、逆に体への負担が増える可能性があります。「硬い=良い」ではないのです。

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正直にお伝えする注意点:モットンの硬さ交換は購入後90日以内に1回のみ可能で、その際は配送手数料4,500円/個が必要です。また、90日間の返金保証はモットン公式サイトからの購入のみが対象で、Amazon・楽天経由では適用されません。「とりあえず一番硬いのを買ってダメなら交換」という選び方は手数料を考えると非効率なので、最初から自分の体重に合った硬さを選ぶことが大切です。

体重別|あなたに合うN値の選び方

N値選びで最も大きな判断材料は「体重」です。以下の目安を参考にしてください。

体重 推奨N値 典型的な失敗例
〜50kg 100〜140N 190N以上を選ぶと硬すぎて肩・腰が浮き、圧力が一点集中する
50〜80kg 140〜170N 100N以下だと腰が沈み込んで腰椎が不自然な角度になる
80〜100kg 170〜200N 140N以下では底付き感が出る可能性。長期使用でへたりも早い
100kg以上 200N以上 一般的なマットレスは荷重設計外になることが多い。専用品を検討

体重以外の補正要素

体重はあくまで目安です。以下の要素によっても感じる硬さが変わります。

  • 筋肉量・体型のメリハリ — 同じ体重でも筋肉質な方は沈み込みが少なく、硬めを好む傾向がある
  • 寝姿勢 — 横向き寝メインの方は柔らかめ、うつ伏せ寝メインの方は硬めが合いやすい
  • 腰痛・肩こりの有無 — 腰痛持ちは「適度な硬さ+ゾーニング」を優先。単純に硬ければ良いわけではない

【徹底比較】NELLマットレスvsモットン|どっちがいい?7項目で検証

N値だけで選んではいけない5つの理由

これが本記事で最も伝えたいセクションです。同じN値のマットレスでも体感が全く異なるのはなぜか、5つの理由を解説します。

理由①|マットレスの厚みで体感が変わる

JIS試験は厚さ50mmの試験片で行われます。しかし実際のマットレスは100mm〜250mmの厚みがあります。マットレスが厚いほど同じN値でも柔らかく沈む感覚が生まれます。つまり「190N・厚み8cm」と「190N・厚み20cm」では体感が全く異なります。薄いマットレスほどN値通りの硬さを感じやすく、厚いマットレスほど柔らかく感じる傾向があります。

理由②|多層構造では「全体のN値」は存在しない

現代のマットレスは2〜13層の積層構造が主流です。各層でN値が異なるため、「マットレス全体のN値」という概念は本来存在しません。メーカーが表記しているN値は多くの場合、最上層(体に触れる面)のみのN値です。下層がどんなに硬くても、表記上は最上層のN値だけが載っているケースがほとんどです。

理由③|プロファイル加工(凹凸加工)で柔らかく感じる

マットレスの表面に波形やスリットなどの凹凸加工(プロファイル加工)を施すと、同じN値のウレタンでも圧力が分散しやすくなり、体感として柔らかく感じます。「190Nだから硬いはず」と思って購入したら表面加工のせいで意外と柔らかかった、という感想はこの現象によるものです。

理由④|ゾーニング仕様は1つの数字で表せない

部位によって硬さを変える「ゾーニング設計」を採用したマットレスは、N値1つで全体を表現できません。代表例としてNELLマットレスの「センターハード構造」があります。腰部(センター部)を硬めに、肩・足部を柔らかめに設計することで、寝姿勢の保持と体圧分散を両立しています。このようなマットレスのN値を表示しようとすると、部位ごとに異なる数字が必要になります。

NELLのセンターハード構造とモットンの硬さ3段階を比較する

理由⑤|詰め物・カバーで体感が大きく変わる

ウレタン芯材の上に綿・羊毛・キルティング・フィットする生地などが重なると、体感硬度は芯材のN値から大きくずれます。高級マットレスほどカバーやキルト層にこだわっており、「芯材は200N台だが表面は柔らかい」という設計も珍しくありません。N値はあくまで芯材ウレタンの数値であり、最終的な寝心地はそれ以外の要素も大きく左右します。

まとめると:同じ「190N」でも、厚み・積層構造・プロファイル加工・ゾーニング・カバーの違いによって体感は全く変わります。N値は「おおよその硬さの方向性」を示すものであり、それだけで商品を選ぶのは根拠として不十分です。

ポケットコイルマットレスにはN値が存在しない|コイル系の硬さの見方

これを知らずに検索している方が多いのですが、ポケットコイルやボンネルコイルのマットレスにはN値が存在しません。N値はJIS K 6400-2に基づくウレタンフォーム専用の指標だからです。

コイルマットレスの硬さを決める要素

要素 硬さへの影響
コイル線径 1.9mm〜2.4mm。太いほど硬い。高反発コイルは2.0mm以上が多い
コイル数 多いほど体圧が分散し、ゾーニング効果が出やすい
コイル配列 並行配列・交互配列で沈み込みの深さや揺れの伝わり方が変わる
詰め物・ウレタン層 コイル上にウレタンや綿が乗るハイブリッド構造では、そこでN値が出る場合もある

たとえばNELLマットレスはポケットコイル1,734個(シングルサイズ)を使用した日本製のコイルマットレスです。「NELLは何N?」という質問に対して正確に答えることはできません。コイルマットレスを検討中の方はN値ではなく、コイルのスペック・実際の口コミ・返金保証の有無で判断するのが現実的です。

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返金保証付きマットレスおすすめ7選|本当に費用ゼロで試せるのはどれ?

N値で失敗しないマットレス選び3つのコツ

ここまでの内容をふまえて、実際の選び方のコツを3つにまとめます。

コツ①|N値は「方向性の確認」に使い、数字に縛られない

N値は「大まかな硬さの方向性を確認するツール」として使いましょう。自分の体重帯に合うN値の範囲を把握した上で、候補を絞り込む程度の使い方が適切です。2つの商品が同じN値だからといって同じ寝心地とは限りませんし、N値がやや外れていても構造や加工次第で自分に合う場合もあります。

コツ②|厚み・構造・ゾーニングをセットで確認する

商品を選ぶときは「N値」だけでなく以下もチェックしましょう。

  • マットレスの総厚み(8cm・10cm・15cm・20cm以上で体感が大きく変わる)
  • 何層構造か、各層の役割は何か
  • プロファイル加工・ゾーニング設計の有無
  • カバー・キルト層の素材と厚み

コツ③|最終的には返金保証付き商品で実際に試す

どれほど情報を集めても、実際に自分の体で寝てみないとわかりません。返金保証(トライアル保証)付きのマットレスを選べば、費用ゼロで試してから判断できます。特にコイル系マットレスはN値での比較ができないため、返金保証で試すことが最も合理的な判断方法です。

エアウィーヴとモットンの硬さ比較|体重・寝姿勢別どちらが合う?

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よくある質問(FAQ)

N値が高いマットレスほど腰痛に良いって本当ですか?

正しくありません。腰痛対策には「適切な硬さ+ゾーニング+寝姿勢の保持」の総合判断が必要です。体重が軽い方が必要以上に高いN値のマットレスを使うと、腰が浮いて圧力が一点に集中し、かえって腰痛を悪化させる可能性があります。「硬い=腰に良い」という単純な図式は誤りです。まず自分の体重に合ったN値の範囲を確認した上で、ゾーニング設計や返金保証を活用して実際に試すことをおすすめします。

モットンの140N・170N・280Nはどれを選べばいいですか?

体重を目安に選ぶのが基本です。体重45kg以下の方は140N(ソフト)、46〜80kgの方は170N(レギュラー)、81kg以上の方は280N(ハード)がモットン公式の推奨です。ただし寝姿勢や個人の好みによっても変わるため、迷った場合は90日間の返金保証を活用して実際に試すのが確実です。なお、購入後の硬さ交換は配送手数料4,500円/個で90日以内に1回のみ可能で、返金・交換ともに公式サイト購入が条件となります。

反発弾性率(高反発・低反発)とN値は同じですか?

別物です。N値は「硬さ(沈み込みに対する抵抗力)」を示す指標で、JIS K 6400-2 A法で測定されます。一方、反発弾性率は「跳ね返る力(弾力性)」を示す指標で、JIS K 6400-3で測定されます。一般的に反発弾性率50%以上が「高反発」、15%未満が「低反発」とされます。N値が高くても反発弾性率が低い(低反発のような柔らかい沈み込み感)という製品も存在します。両者は全く異なる物性を測定しているため、混同しないよう注意してください。

ポケットコイルマットレスにN値表記がないのはなぜ?

N値はウレタンフォーム(軟質発泡材料)専用の硬さ指標だからです。JIS K 6400-2はウレタンフォームを試験片として測定する規格であり、コイルスプリングに適用する規格ではありません。ポケットコイルやボンネルコイルの硬さはコイルの線径・数・配列で決まるため、N値ではなく「コイル線径○mm」「コイル数○個」という表記が使われます。NELLマットレスやコアラマットレスなどをN値で比較しようとしても、そもそも存在しない数値なので注意してください。

子供用マットレスはN値いくつが良いですか?

子供の体重は軽いため、一般的に70〜100N程度の柔らかめが向いています。ただし成長とともに体重が変わるため、長期使用を前提にするなら100〜130N程度のやや硬めを選んでおくのも一つの考え方です。また子供用マットレスでは硬さだけでなく、ホルムアルデヒド規制への対応や通気性・防カビ性も重要な選択基準になります(生後24ヶ月以下用品はホルムアルデヒド75ppm以下が基準)。N値だけで判断せず、安全性基準も合わせて確認することをおすすめします。

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まとめ|N値は「参考の1要素」、最後は試して決めよう

ここまでの内容を7項目でまとめます。

ポイント 結論
N値とは何か JIS K 6400-2 A法で測定されるウレタンフォームの硬さ指標
消費者庁区分の信頼性 「110N以上=かため」は時代遅れ。現代の高反発主流は150〜250N
100N前後 体重50kg以下・横向き寝向け。重い人が使うと腰が沈みすぎる
140〜170N 標準体型に万能。初めての高反発マットレスに最適
190〜210N以上 体重70kg以上・腰痛対策・うつ伏せ寝向け
N値だけで選べない理由 厚み・多層構造・プロファイル加工・ゾーニング・カバーで体感が変わる
コイルマットレス N値は存在しない。コイル線径・コイル数・返金保証で判断

最終的な結論3点

  1. N値はJIS規格に基づく公式な硬さ指標だが、消費者庁の硬さ区分は現代の市場実態と乖離している
  2. 厚み・多層構造・ゾーニング・詰め物の影響で同じN値でも体感は大きく異なる
  3. 最終的には返金保証付き商品で実際に試すのが最も確実な選び方

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出典・参考資料

  • 消費者庁「ウレタンフォームマットレス 品質表示」 https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/zakka/zakka_08.html
  • 消費者庁「雑貨工業品品質表示規程」 https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/law/law_07/item_024.html
  • 一般財団法人ボーケン品質評価機構「ウレタンフォームの硬さ(JIS K 6400-2 A法)」
  • 一般財団法人カケンテストセンター「軟質及び低反発ウレタンフォームの試験」
  • ウレタンフォーム工業会「軟質ポリウレタンフォーム 主な特性」

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