マットレスを処分しようと調べると、方法が多くてどれが正解かわからなくなりますよね。粗大ごみ・不用品回収業者・フリマアプリ・引き取りサービス……費用も手間もまったく異なります。
さらにコイル(スプリング)入りのマットレスは「適正処理困難物」に指定されており、多くの自治体で普通の粗大ごみとして出せません。知らずに出して回収を断られた、というトラブルも少なくありません。
処分方法7つ比較表【費用・手間・所要日数】
まず全体像を把握しましょう。処分方法ごとの費用・手間・処分までの日数・向いている人を一覧にまとめました。
| 方法 | 費用の目安 | 手間 | 処分までの日数 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| ①自治体の粗大ごみ | 1,000〜2,000円程度 | 中(申込・搬出) | 1〜3週間 | 費用を抑えたい人 |
| ②ゴミ処理施設へ自己搬入 | 500〜1,500円程度 | 大(車での搬入) | 即日〜数日 | 車がある・すぐ処分したい人 |
| ③不用品回収業者 | 3,000〜8,000円程度 | 小(自宅まで来る) | 即日〜数日 | 急いでいる・重くて運べない人 |
| ④販売店の引き取りサービス | 無料〜3,000円程度 | 小(購入が条件) | 新品配送時に同時 | 買い替えを検討している人 |
| ⑤買取・リサイクルショップ | 0円〜(逆に収入になる場合も) | 中(査定・搬出) | 数日〜1週間 | 状態が良い・ブランド品を持つ人 |
| ⑥フリマ・ジモティー | 0円〜(手数料・送料は自己負担) | 大(出品・交渉・引き渡し) | 不定(数日〜数ヶ月) | 時間に余裕がある人 |
| ⑦知人に譲る | 0円 | 小〜中 | 調整次第 | 受け取り手が決まっている人 |
費用だけ見ると「フリマ・ジモティー」や「知人に譲る」がゼロに見えますが、手間やリスクを含めると必ずしも得ではありません。後ほど詳しく解説します。
まず確認:あなたのマットレスはコイル入り?ノンコイル?
処分方法を選ぶ前に、まず自分のマットレスの種類を確認してください。コイル(スプリング)が入っているかどうかで、選べる処分方法が変わります。
コイル(スプリング)入りの見分け方と処分の難しさ
コイル入りマットレスの見分け方は簡単です。側面や底面を押してみてバネのような反発感があればコイル入り、均一に沈み込む感触だけならノンコイルです。ポケットコイル・ボンネルコイル・スプリングマットレスはすべてコイル入りに該当します。
「自分で解体して捨てれば無料では?」と考える方もいますが、コイル入りの解体は想像以上に大変です。マットレス内部にはシングルサイズで約500本、ダブルサイズで約600本ものコイル(スプリング)が入っています。側生地とウレタンを剥がし、これらをボルトカッターなどの専用工具で切断する必要があり、特にポケットコイルはコイルが一つずつ不織布の袋に包まれているため、取り出すだけでも膨大な手間がかかります。工具の購入費(ボルトカッターは2,000〜3,000円程度)もかかり、半日以上の作業になることも珍しくありません。体力・工具・時間に余裕がある場合を除き、現実的な選択肢とは言えません。
ノンコイル(ウレタン・ファイバー)の処分のしやすさ
ウレタンフォーム(高反発・低反発)、ファイバー素材(エアウィーヴ型)などのノンコイルマットレスは、金属を含まないため多くの自治体で粗大ごみとして問題なく出せます。家庭用品品質表示法でも、これらは「ウレタンフォームマットレス」として、スプリングマットレスと区別されています。
また、ハサミやノコギリで切り刻み、縦・横・高さがいずれも30cm未満になれば、可燃ごみ・不燃ごみとして無料で出せる自治体がほとんどです(多くの自治体で一辺30cm未満が粗大ごみと一般ごみの境界)。ウレタンは比較的切りやすいため、コイル入りに比べると自力処分のハードルは低めです。ただしサイズ規定は自治体により異なるため、事前に確認してください。
なお、マットレスの寿命や素材ごとの耐久年数についてはマットレスの寿命は何年?素材別の目安と買い替えサインを正直解説でまとめています。処分を検討しているなら、買い替えのタイミングも合わせて確認することをおすすめします。
処分方法7つを詳しく解説
①自治体の粗大ごみ(最安・最も一般的)
費用の目安は1,000〜2,000円程度と、処分方法の中で最も安価です。手順は「自治体の粗大ごみ受付に電話またはインターネットで申し込み→指定の収集日を予約→コンビニ等で処理券(シール)を購入して貼付→指定場所に搬出」が一般的な流れです。
デメリットは収集日まで1〜3週間待つ必要があること。またコイル入りは「適正処理困難物」のため、回収不可・別途処理手数料・サイズ制限などの条件がある自治体が多いので、申込前に必ず確認してください。集合住宅では搬出経路(エレベーターに入るか・共用部での作業ルール)の確認も必要です。
搬出をラクにするコツ:低反発・高反発などのウレタンマットレスは反発力で広がってかさばるため、あらかじめ紐でコンパクトに縛っておくと、運搬も収集もスムーズになります。丸めて2〜3箇所を結束バンドや布団用の紐で固定するのがおすすめです。
②ゴミ処理施設へ自己搬入
自治体のクリーンセンター(ごみ処理施設)に自分で車で持ち込む方法です。費用の目安は500〜1,500円程度と粗大ごみ申し込みよりさらに安く、即日〜数日以内に処分できるのが最大のメリットです。
ただし車と搬入できる体力が必要で、施設によっては受付時間が平日限定のことがあります。施設の場所・受付時間・料金は自治体ホームページで事前に確認してください。
③不用品回収業者に依頼する
電話一本で自宅の玄関や部屋まで取りに来てくれるのが最大のメリット。費用の目安は3,000〜8,000円程度と高めですが、重いマットレスを一人で運び出す必要がないため、特に一人暮らしや高齢の方に向いています。即日〜数日以内に対応してもらえることが多いです。
④新品購入時の販売店引き取りサービス
マットレスを新しく購入する際に、配送と同時に古いマットレスを引き取ってもらえるサービスです。費用の目安は無料〜3,000円程度(購入が条件)。新品の配送と古い物の処分が同時に完結するため、最も手間がかかりません。
「どうせ買い替えるなら処分を先に考えるより、引き取りサービスのある販売店・ブランドから購入する」という順番が最も合理的です。特に返金保証付きのマットレスなら、試してから判断できるうえ、引き取りも同時に解決できます。
⑤買取・リサイクルショップで売却する
状態が良く、有名ブランド(エアウィーヴ・テンピュール・シモンズ等)のマットレスであれば買取に出す選択肢もあります。処分費用がゼロになるどころか収入になる場合もあります。
ただしへたりや汚れがある場合は値が付かないことがほとんどで、ノーブランドの量販店マットレスも査定額は期待できません。へたりの判断についてはマットレスのへたりは直せる?原因・応急処置・買い替え判断を正直解説も参考にしてください。なお、次に買うマットレスを長持ちさせて買取価値を保つコツはマットレスのお手入れ方法|頻度別ケア・長持ちのコツでまとめています。
⑥フリマアプリ・ジモティーで出品する
メルカリやジモティーに出品して引き取り手を探す方法です。費用はゼロに見えますが、正直に言うと落とし穴が多い方法です。
状態が良く、時間に余裕がある場合の補助的な手段として考えるのが現実的です。
⑦知人・友人に譲る
費用はかかりませんが、衛生面を気にする人が多く、実際には受け取ってもらいにくいケースがほとんどです。あらかじめ受け取り手が決まっている場合に限り有効な選択肢です。
「無料」で処分できる?正直なところ
「マットレス 処分 無料」で検索する方は多いですが、完全に無料で処分できるケースは限られます。正直に整理すると以下のとおりです。
| 方法 | 本当に無料か? | 現実のハードル |
|---|---|---|
| ゴミ処理施設へ自己搬入(一部自治体) | 無料の自治体あり | 車と搬入の手間が必要 |
| ジモティーで無料譲渡 | 費用はゼロ | 引き取り手が見つからないリスクが高い |
| 販売店の引き取り(購入条件なし) | ごく一部のみ無料 | 条件が厳しく対象外のことが多い |
| 「無料回収」の業者 | 後から高額請求のリスク大 | 許可業者かどうかの確認が必須 |
結論として、完全無料の処分は「自治体の無料施設への自己搬入」か「ジモティーで引き取り手が見つかった場合」に限られます。「無料回収」を強調するチラシや飛び込み業者は、後から高額請求されるトラブルが後を絶たないため注意が必要です。
処分の前に考えたい:買い替えのタイミング
マットレスを処分しようと思ったとき、多くの場合は「寿命が来た」「へたってきた」「腰が痛くなった」というサインが出ているはずです。そのタイミングは処分と買い替えをセットで考える絶好の機会でもあります。
こんなサインが出たら買い替えを検討すべき
素材別の寿命の目安や、買い替えサインの詳しい判断基準はマットレスの寿命は何年?素材別の目安と買い替えサインを正直解説をご覧ください。また、へたりがどの程度まで応急処置できるかはマットレスのへたりは直せる?原因・応急処置・買い替え判断を正直解説でまとめています。カビが繰り返す場合はマットレスのカビの落とし方と買い替え判断、また床への直置きが原因の場合はマットレスの直置きはNG?フローリング・畳のカビ対策と正しい使い方も参考にしてください。
返金保証付きなら「処分前に試せる」という選択肢
買い替えを検討するとき、「また失敗したくない」という不安がある方には返金保証付きのマットレスが安心です。一定期間試して合わなければ返金・返品できるため、処分のタイミングに合わせて新しいマットレスをリスクなく試せます。
返金保証付きのマットレスの比較は返金保証付きマットレスおすすめ7選|本当に「無料で試せる」のはどれ?でまとめています。
買い替えるなら返金保証で試してから決める
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- ✅ 販売店引き取りサービスを利用すれば古いマットレスの処分も同時解決
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処分時の注意点
どの方法を選ぶ場合でも、以下の点は共通して注意が必要です。
- 搬出経路を事前に確認する:玄関・廊下・エレベーターのサイズにマットレスが通るか測っておきましょう。特にシングルより大きいサイズは要注意です。
- 一人で無理に運ばない:マットレスは軽量に見えて重く、壁や床を傷つけたり腰を痛めたりするリスクがあります。
- 集合住宅では共用部のルールを確認:共用廊下やエントランスでの作業は管理組合・管理会社への事前確認が必要な場合があります。
- 粗大ごみの処理券は正しく貼付する:貼り忘れや指定場所の間違いで収集されないトラブルが多いです。収集日・場所・シールの貼り位置を申込確認書で再確認しましょう。
よくある質問
- Qマットレスは普通ゴミで捨てられますか?
- A
基本的には不可です。マットレスは大型の粗大ごみに分類される自治体がほとんどです。ただし、カッターで細かく切って規定サイズ内に収まれば、可燃・不燃ごみとして出せる自治体もあります。お住まいの自治体のルールを必ず確認してください。
- Qコイル入りマットレスを自分で解体して捨ててもいいですか?
- A
解体自体は禁止されていませんが、スプリング入りは廃棄物処理法で「適正処理困難物」に指定されており、コイル(金属)は鋭利で怪我のリスクが高く、専用工具での切断と分別が必要です。マットレス内部にはシングルで約500本、ダブルで約600本のコイルが入っており、解体後は金属を資源ごみや不燃ごみ、それ以外を可燃ごみとして分別する自治体が多いですが、ルールは自治体により異なります。ポケットコイルはコイルが一つずつ袋に包まれていて特に解体が大変です。労力・工具代・リスクを考えると、不用品回収業者や自治体の粗大ごみ申込(コイル対応の場合)を利用するほうが現実的なケースが多いです。
- Qニトリで買い替えると古いマットレスを引き取ってくれますか?
- A
ニトリでは配送と同時に古い家具・寝具を有料で引き取るサービスを提供しています(条件・料金はニトリ公式サイトで最新情報をご確認ください)。引き取りは購入商品と同数量・同容量が条件です。ニトリ以外の量販店・ブランドでも同様のサービスがあることが多いため、購入検討先に確認してみましょう。
- Qスプリングマットレスが粗大ごみで捨てられないと言われました。どうすればいいですか?
- A
スプリング入りは「適正処理困難物」のため、お住まいの自治体が回収対象外にしているケースです。その場合は、①不用品回収業者に依頼する(最も手間がかからない)、②家具販売店の引き取りサービスを使う(買い替え時)、③自分で金属を解体して分別する(工具と時間が必要)のいずれかが現実的な選択肢です。多くの方にとっては①か②がおすすめです。
- Qマットレスの処分費用の相場はいくらですか?
- A
自治体の粗大ごみは1,000〜2,000円程度、自己搬入は500〜1,500円程度、不用品回収業者は3,000〜8,000円程度が一般的な相場です(2026年6月時点・全国の一般的な目安)。自治体や業者によって異なるため、利用前に必ず確認してください。
- Qマットレスを無料で処分する方法はありますか?
- A
完全無料で処分できるのは、①無料で受け付けているゴミ処理施設への自己搬入(自治体によって異なる)、②ジモティーで引き取り手が見つかった場合に限られます。「無料回収」をうたう飛び込み業者は後から高額請求されるトラブルが多いため、安易に依頼しないよう注意してください。
まとめ:自分に合った処分方法を選ぼう
マットレスの処分方法は7つあり、状況によって最適な選択肢が異なります。
- 費用を抑えたい→ 自治体の粗大ごみ(コイル入りは事前確認必須)
- とにかく早く処分したい→ 不用品回収業者(許可業者かつ見積もり必須)
- 買い替えとセットで考えたい→ 販売店の引き取りサービス+返金保証マットレス
- ブランド品・状態が良い→ 買取・リサイクルショップ
買い替えを検討中の方は、返金保証付きのマットレスを選べば「試してから判断→引き取りサービスで古いものを同時処分」という流れが最もスムーズです。
処分のついでに、睡眠の質も見直しませんか?
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